なんでこんなに看護師って人手が足りないの!毎日毎日、業務量が多すぎなのよ
看護師
ルーコ
ルーコも正社員の病棟看護師として働くの疲れたから、何が何でも定時で帰る派遣を選んだもの!
病棟の激務や人間関係、委員会や勉強会が多く、辞めたいと思う看護師も多いと思います。
しかし、辞めたくても退職をしたいと伝えづらく、ずっと同じ職場で頑張って働いている方も多いと思います。
今回はそんな病棟看護師の方のために、先輩看護師の顰蹙を買うことなく、円満に退職できる理由4選お伝えしていきます。
目次
病棟看護師を辞めたくなる理由とは
人間関係がしんどい
病棟看護師は全患者さんの命を預かっています。
その中で毎日たくさんのイベントを熟していかなければならないので、ピリピリしている先輩看護師も多く、そのような看護師と関わるストレスもありますよね。
また、病棟看護師は多職種の連携が不可欠な仕事です。
その医療現場での雰囲気が悪いと、協力をしづらいことによって、ストレスがかかってしまい、辞めたいと思ってしまいます。
人間関係が悪いことで、仕事に対する不安が増し、病棟看護師を辞めたいと思う方はクリニックやデイサービスがオススメです。
クリニックやデイサービスは病棟に比べるとバタバタと仕事をすることがなく、スタッフも少人数なので、チームワークが良く、人間関係が良いことが多いです。
指導がきつい
上記でも述べましたが、病棟看護師は患者さんの命を預かっている仕事をしています。
そのため、先輩看護師は新人や後輩看護師にきつく指導してしまうこともよくあります。
患者さんの身を守るために間違ったことをしたときには指導は必要ですが、指導の方法は考えていかなければなりません。
また、新人看護師はきつく指導されることで、看護師としての自信をなくして病棟看護師を辞めてしまいたくなることもあります。
急性期病棟では特にきつく指導してしまう場面が多いので、辛い方はリバビリ病棟へ移ることも検討してみてください。
激務が続く
病棟看護師は毎日激務を耐えて、仕事をしていますよね。
ナースコールや離床センサーも常に鳴り響く中、患者さんのオペ・検査出し迎えやご飯の時間には食事前のインスリンや薬の内服介助もありますよね。
病棟看護師は多重課題を常に抱えて仕事をしていますよね。
休日は日頃の激務で身体は疲れ切っていますし、休日に勉強会や病棟会に呼び出されることもあります。
毎日、病棟では激務が続くので、病棟看護師を辞めたいと思うのは仕方がありません。
激務が続くことで、自分の体調が悪くなることもありますので、あまりにもしんどくて辛いときは無理をせず、休息をとりましょう。
激務が続くことによって、ストレスがかかり、病棟看護師を辞めたくなったときにはクリニックや施設、デイサービスで働くことをオススメします。
クリニックや施設、デイサービスは比較的落ち着いて仕事ができますし、定時で帰れることがほとんどです。
委員会や係がしんどい
病棟看護師は看護業務だけでなく、委員会や係の仕事も多く、大変です。
基本的に委員会活動は業務時間内に行われるので、日勤のバタバタと忙しい時間に委員会活動をしなければなりません。
ただでさえ、通常の看護業務で忙しいにも関わらず、その仕事の手を止めて委員会に出なければなりません。
委員会で出た課題は期限があることも多く、残業時間に課題をしたり、夜勤の時間があるときに課題をしたりと、とても忙しいです。
委員会や係りの仕事がストレスに感じ、病棟看護師が辞めたくなったときは病棟以外で働いてみることをオススメします。
委員会や係りは病棟に勤務していると必ずあるので、委員会を避けるには病棟を辞めるしか解決する方法がありません。
理不尽なことで怒られる
病棟看護師はあまりにも業務量が多く、みんなバタバタと忙しいので、毎日ピリピリしながら働いています。
そんな中だと、少しでも気に食わないことがあれば理不尽なことで怒る先輩看護師もいます。
ルーコは実際に理不尽なことで怒られた経験があります。
ルーコがいた病院はEDチューブ等のテープは日勤で交換する(時間の決まりなし)決まりがありました。
ルーコは処置を午前中に終わらせてしまいたいタイプなので、EDチューブのテープ交換は午前中に終わらせていました。
すると、夜勤看護師に勤務交代をするときに
看護師
と、怒られたことがあります。
勤務交代前に変える決まりはないので、とても不愉快な気持ちになったことを今でもはっきりと覚えています。
医療ミスが怖い
当たり前のことですが、病棟看護師は些細な医療ミスも許されません。
特に新人看護師や中途採用で入ったばかりの看護師は慣れない環境のもとで働くので、ミスを起こしやすく、常に気を張り続けて疲れたりもします。
真面目な看護師の方ほど、常に医療ミスを起こさないようにと気にしてしまい、辛くなってしまうと思います。
希望と違う診療科に配属された
希望していた診療科に配属されず、興味のない診療科や苦手な診療科に配属されることもあります。
自分が希望していた診療科に配属させてもらえないと、働くモチベーションが下がってしまいます。
そのような場合は希望の診療科に移動できないか聞いてみると良いと思います。
移動が難しい場合は転職を検討することをオススメします。
病棟を辞められない理由
これまで病棟看護師を辞めたくなる理由について話してきましたが、辞めたくても辞められない方も多いと思います。
なぜ自分が病棟看護師を辞められないのかを考えて整理してみると、頭の中がスッキリし、少しずつどう解決していけるのか分かってくるかと思います。
では、病棟看護師が病院を辞めにくい理由について話していきます。
周囲からの反応が気になる
病棟看護師を辞めたいと伝えたときの周囲の反応って気になりますよね。
病棟看護師は人手不足なため、激務でとても大変です。
そんな中、自分1人が抜けると、周りにもっと負担をかけてしまうので辞められない。
看護師
なんてこともあると思います。
また、先輩看護師に辞めないでと説得されれば、責任感の強い看護師の方は特に辞めれなくなってしまうこともありますよね。
給与が安定している
病棟看護師の平均年収は400〜500万円ほどはあると思います。
一人暮らしの看護師もいれば、家族がいて子どもがいる方もいます。
生活をしていく上で400〜500万円の年収があれば、苦しんで生活することはなく、休日に好きに遊ぶお金も全くないってことにはなりません。
生活やプライベートを楽しむことに困らないのなら、少しは我慢した方がいいよなと考えて、病棟看護師を辞めずに続ける方もいます。
病院から奨学金を借りている
「就職先の病院に看護学生時代の学費を支払ってもらう代わりに、初めの数年間は働き続ける」という契約がある場合にはなかなか辞められないと思います。
もし、途中で辞めてしまうと奨学金を自分で返すことになるので、辞めることを考えている方は契約の年数は頑張った方が良いかもしれません。
後悔する前にするべきこと
病棟看護師を辞めて、他の場所に転職しても「転職後にも、同じようなことで悩まないか」など考えてしまうと思います。
早まって転職をしてしまったから、同じことで悩んでしまってはもったいないので、後悔する前にするべきことを伝えていきます。
ひとまず休息を取る
身体的精神的に追い込まれた状態では冷静な判断ができなくなります。まずは休息を取りましょう。
毎日、忙しくバタバタと過ぎていく日々だと思いますが、「ほんとうに今の職場で良いのか」「今、病棟看護師を辞めるべきか」を考える時間を作りましょう。
辞めたい理由を考える
ただ漠然と嫌だから辞めてしまうと、次の職場でも同じことが起こってしまう可能性があります。
自分を客観的に捉えて「何が嫌で辞めたくなったのか」を考えましょう。
次の職場を選ぶためにも必要になります。
今後のキャリアについて考える
自分が今の職場を辞めたい理由を明確にしたら、次は自分のキャリアについて考えましょう。
「どういう場所で働き、将来どうなっていたいのか」
キャリアについて考えたら、転職したい場所が見えてくると思います。
病棟を辞めたいときに使える理由4選
看護師は責任感が強い方が多く、無理をして仕事をしている方が多いです。
気づかない間に自分の身体が悲鳴を上げていることもあります。
看護師
と、思っている方にルーコはどうか自分を大切にしてほしいと思うのです。
病棟看護師を辞めたいときに先輩看護師の顰蹙を買わずに辞められるオススメの理由4選お伝えしていきます。
ルーコ
①自分の体調不良
病棟看護師を辞めたいときに使える理由として自分の体調不良があります。
看護師
と、心配になった方いますよね。
自分の体調不良を理由に病棟看護師を辞めるときには言い方や、相談の仕方が大切になってきます。
まずは「疲労しすぎて夜も眠れていない」「病院に通い出した」などの話を仲の良い同期や先輩、または師長などに話しておきましょう。
辞める話をする前に、体調を崩していることを伝えておくと、実際に辞めるときには顰蹙を買うことはありません。
「通っている医師に辞めることを勧められた」「家族から辞めるように言われた」など、自分ではなく周りの人に辞めるよう言われたことを伝えると、引き止めにくくなり、スムーズに辞められると思います。
ルーコの先輩も実際に病棟のスタッフに「疲れすぎて、夜に全然眠れなくなったんです」と相談し、数ヶ月後に病棟看護師を辞めました。
他のスタッフも嫌味を言うこともなく、「ゆっくり休んでね」と声をかけていました。
家族の体調不良
次に病棟看護師を辞める理由として使えるのは、家族の体調不良です。
「家族が病気をして付き添いたい」などの話をすれば、引き止める先輩もいないと思います。
自分が理由ではなく、家族が原因で辞めたいと伝えると、引き止められないと思います。
ルーコの先輩で実際に旦那さんが体調を崩して復帰の目処が立たないので、辞めていかれた方がいました。
家庭の事情
家庭の事情はいろんな理由があります。
「引っ越す」「結婚をする」「配偶者が転勤になった」などの家庭の事情を理由にすることもオススメです。
看護師長や先輩看護師は家庭の事情に首を突っこむことはできないので、家庭の事情を理由に使うとスムーズに辞めやすいです。
スキルアップ
病棟看護師を辞める理由に、スキルアップを使うのはちょっと気が引けてしまうかもしれませんね。
しかし、「今の病院を辞めて◯◯病院で、〜を学びたい!」と伝えると、スキルアップを止める先輩看護師はいないと思うので、辞める理由としては使いにくいですが、オススメです。
さらにスキルアップを理由に辞めたいと伝えると「今の職場が嫌になったわけではない」とアピールできるので、辞めるときに気まずくなりません。
実際にルーコの同期は看護師2年目のときに「もっとドクターヘリが来るところで学びたい」と言って、辞めていきましたし、先輩看護師も看護師長も「頑張って!」と送り出していました。
病棟看護師を辞める前に注意すること
病棟看護師を辞めたくなる理由をはっきりさせ、ついに辞める決意をしたら、最後に注意すべきことについて話していきます。
辞める時期を考える
看護師
ルーコ
もう辞めることを決めたしまえば、今の職場に対して配慮を忘れてしまいがちです。
しかし、円満に顰蹙を買わずに辞めていきたい場合は職場への配慮が必要になります。
辞める時期についてはしっかり考えなければなりません。
辞めるオススメの時期を紹介していきます。
①3月末
3月末は1番辞めやすい時期です。
次年度のスタッフの編成を行いますし、他にも辞める方が多いので、辞めやすい時期に当たります。
②1月か6月
次に、ボーナスをもらった後に辞めることがおすすめです。
せっかく働いてきて、もう少しでボーナスがもらえる時期に差し掛かっているのであれば、もらってから辞めた方が良いでしょう。
③7月〜9月
派遣やパートの募集が増えるこの時期も辞めるのにオススメの時期になります。
有給を消化する
看護師
ルーコ
もうすでに辞める決意をした後であれば、有給を消化することで他のスタッフに迷惑をかけるなんて心配はしなくて良いでしょう。
それよりも、辞める前は好きなことをして次の職場へのモチベーションを上げるために有給を消化してしまいましょう。
まとめ
病棟看護師を辞めたくなる理由や、辞めたくなったときの使える理由について紹介してきました。
病棟看護師の方は患者さんの命を預かる尊いお仕事です。
しかし、病棟看護師の方は無理をしてしまいがちになり、結果自分の身体を壊してしまうことにもなりかねません。
そのため、少しでも辛い気持ちになったり、しんどくて辞めたくなったときには
- まずは休息を取ること
- 辞めたくなった理由を考えること
- 今後のキャリアについて考えること
まずはこれらを考えるようにしましょう。
感情的になって辞めてしまう前に、自分の気持ちを整理すると、病棟看護師を辞めたあとの先をどのように歩んでいくのかが思い描かれてくると思います。