派遣看護師が向かう派遣先とは|派遣先の業務内容を知ろう

自由にシフトを組めて、好きなときに働くことができる派遣看護師は魅力がたくさんあります。

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ただ、派遣看護師が周りにいなかったり、派遣業務を経験したことがない看護師は実際に派遣看護師がどんなところに派遣されるのか気になりますよね。

そんな疑問を解決するべく、ルーコが派遣看護師が向かう派遣先を教えます!

派遣先によって、細かい決まりごともあるので、お伝えしていきます。

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派遣看護師とは

そもそも派遣看護師とはどんな仕組みで働いているか知っていますか。

派遣看護師は派遣会社と雇用契約を結んでいます。

雇用契約を結んでいる派遣会社から、派遣先の求人を紹介されます。

給与、休み希望、社会保険は派遣会社とやりとりを行います。

雇用契約は派遣会社と結んでいるため、残業もあまりないですし、休み希望も取りやすいことが良い点です。

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働き方を選べる

派遣看護師として働く場合に登録型派遣、紹介予定派遣、常用型派遣があります。

それについては改めて詳しく伝えていきます。

派遣される種類の他に、日勤だけで働いたり、夜勤専従で働いたりもできます。

また、毎週何曜日は固定で休みたいなどの希望もお伝えすることができます。

派遣看護師は好きなようにシフトを作成できる(長期派遣などは派遣先により、できないこともあります)のも良い点です。

派遣先を選べる

派遣看護師は単発、短期、長期と働く期間が自由に選べます。

派遣される期間を選びつつ、働きたい派遣先を選ぶことができます。

病院が苦手であれば、派遣会社のフタッフに伝えると、病院以外の派遣先を探してくれます。

他の派遣先として、クリニックやデイサービス、一般企業から保育園など種類は多いです。

社会保険に入れる

派遣看護師でも条件を満たせば、社会保険に入ることができます。

派遣看護師が社会保険に入ろうと思ったら、2ヶ月以上の雇用契約を結ぶ必要があります。

ただ、社会保険といっても社会保険の中には

・健康保険

・年金保険

・雇用保険

・労災保険

がありますよね。

4つの保険に全て入れる契約から、雇用保険のみ、労災保険のみという働き方、色々あります。

派遣看護師として働く前に社会保険について知っておきたいという看護師は以下の記事もオススメです。

派遣看護師は社会保険に入れるの?|損しない方法とは

派遣看護師の働き方

看護師のみなさん

派遣看護師の働き方に3つの種類があることを知っていますか?

派遣看護師の働き方には登録型派遣、紹介予定派遣、常用型派遣という3つの種類があります。

派遣看護師になる前に、働き方3つの違いを知って、自分で好きな働き方を選びましょう!

登録型派遣

登録型派遣は派遣看護師として働きたい人が、派遣会社に登録して派遣される方法のことです。

派遣会社から派遣先をいくつか紹介してもらい、気になるところがあれば、雇用契約を結びます。

派遣先の派遣期間が満了すれば、雇用契約は終了となります。

ただ、契約期間満了の1ヶ月前に契約を更新するか希望を聞かれるので、そのまま更新を希望すれば引き続き派遣されます。

長期派遣の場合、3ヶ月ごとの更新が多いです。

契約更新をしたとしても、同じ派遣先で勤務ができるのは長くて3年です。

3年以上の勤務はできません。

 

ちなみにルーコは登録型派遣で派遣看護師2年目に突入!

ルーコ

自分の好きな時間に、気になる派遣先で働けるのってとってもありがたい!

紹介予定派遣

紹介予定派遣とは雇用契約期間終了後、派遣先で正社員や契約社員として直接雇用契約を結ぶことです。

紹介予定派遣での派遣先の病院や企業などは派遣期間が長くても半年としており、その後は正社員か契約社員として必ず勤務することになります。

派遣会社が紹介してくれる派遣先の求人に「紹介予定派遣」と記載があれば、必ず派遣先に直接雇用されることを知っておいた方が良いです。

ルーコの友人は派遣会社を登録した初めの頃、何もわからず検診クリニックの単発派遣求人に応募したらしいんです。

派遣会社のスタッフから電話がかかってきて…

派遣先への求人の応募についてですが、こちら紹介予定派遣ですがよろしいですか?

派遣会社のスタッフ

ルーコの友人は紹介予定派遣のことをあまり知らなかったようで、派遣看護師は登録型派遣しかないと思っていたとのこと。

こんなことも実際にあるので、派遣先の求人はしっかりと目を通した方が良いです。

常用型派遣

常用型派遣というのは派遣会社に直接雇用されている正社員のことです。

常用型派遣は派遣先との雇用期間が終了したとしても、派遣会社との雇用は継続されたままですので、お給料はいつも通りに支払われます。

派遣看護師の派遣先

病院

派遣看護師として病院に派遣される場合は、主に産休代行や看護スタッフの欠員補充の目的です。

また、病院は正職員になる前提の紹介予定派遣もあります。

そのため、率先力となって動ける派遣看護師を望む病院も多いため、「臨床経験◯年以上から」と条件を記載しているところが多いです。

派遣看護師が病院で勤務する場合、正職員の看護スタッフと同じように患者さんを受け持ちます。

担当になった日は、1日患者さんの観察、処置はもちろんのこと、全ての業務を行います。

クリニック

クリニックも病院と同じで、欠員補充紹介予定派遣が多いです。

クリニックによって、午前の診察と午後の診察の間が休憩なしで実施されていたり、間休憩があるところもあります。

間休憩があるところは、そのクリニックの休憩時間が派遣看護師の休憩時間になります。

間休憩がないクリニックは他の看護職員の方と交代で休憩に入ります。

間休憩のときに自宅に帰って、家事をしたいという看護師は間休憩があるクリニックを探すと良いと思います。

クリニックの仕事内容を紹介しておきます。

クリニックの仕事内容

・患者さんの問診

・診察の付き添いや介助

・点滴やワクチン接種

・採血

派遣先がクリニックの場合の業務はほとんど正社員の看護師と変わりません。

検診センター

検診センターは社会人の検診の時期(毎年2月〜6月)によく、派遣看護師の単発の求人がでます。

検診センターは看護師からの人気が高い求人で、検診センターの正社員として勤務している方が退職することは滅多にないので、繁忙期に単発として求人が出ることが多いです。

また、検診センターが派遣先になる場合、基本的に丸1日の勤務は(8時間勤務)少ないです。

午前中か午後の4時間ほどの勤務で求人が出ているところがほとんどです。

健診センターの仕事内容を紹介しておきます。

健診センターの仕事内容

・採血

・12誘導心電図の測定

・身体測定

・血圧測定

派遣先が検診センターの場合の業務は、ずっと同じ業務を繰り返します。

採血担当ならずっと採血、身体測定の担当ならずっと身体測定をする。

派遣看護師は派遣されたその日の業務をこなすだけなので、簡単な作業を割り振ってくれます。

視力検査や、聴力検査など少し難しい作業の業務は正職員の看護師が行います。

施設

施設の派遣依頼は年中出ています。

慢性的な人手不足のため、求人が出ていることが多いです。

派遣先となる施設は特別養護老人施設と介護老人保健施設があります。

派遣看護師が行う業務については特別養護老人施設もあまり変わりはないと思います。

利用者さんが安全安心に生活ができるようにお手伝いをする役割になります。

施設の仕事内容

・バイタルサイン測定

・入浴前後の介助

・創部の処置

・食事介助

・経管栄養の管理

・リハビリ

・レクリエーション

施設での勤務となると、生活のお手伝いがお仕事なので配膳、食事介助、リハビリがメインになります。

有料老人ホーム

有料老人ホームも慢性的な人手不足であることが多いです。

有料老人ホームも入居者さんの健康を見守るお仕事です。

施設のお仕事とあまり大きく変わりはありません。

有料老人ホームの仕事内容

・バイタルサイン測定

・入浴前後の介助(必要に応じて)

・インスリン注射

・服薬確認

・食事介助

・経管栄養の管理

デイサービス

派遣先としてデイサービスはよくある求人の1つです。

デイサービスは介護度が低い利用者さんが生活リズムを整え、日中の活動を維持するために通われる場所です。

入浴のお手伝いをすることもあります。

また、日中の活動を促すためにレクリエーションやリハビリのお手伝いをすることが多いです。

利用者さんが来られたら、まず血圧測定から行い、その後リハビリ、入浴など順番にしていきます。

その後は食事の準備をして配膳していき、昼食後の薬がある利用者さんは声かけを行ったり、内服介助していきます。

デイサービスの仕事内容

・血圧測定

・入浴前後の介助

・創部の処置

・レクリエーションの参加

・リハビリ介助

・インスリン注射

・食事の配膳

・帰宅時のお見送り

ルーコは単発派遣の派遣先として、デイサービスによく行っていました。

基本的にどこのデイサービスに行っても、血圧測定から始めます。

血圧測定後はリハビリか入浴から始めます。

デイサービスはバタバタと作業することもないですし、落ち着いてお仕事ができます。

デイサービスには利用者さんに合わせたリハビリメニューがあるので、メニューを見てリハビリをこなしていきましょう。

訪問入浴

訪問入浴は派遣先の車に乗車して、1日に6〜8件ほどの自宅に行って、入浴の介助を行います。

入浴介助を一緒に行うスタッフは派遣看護師も併せて3人ほどです。

浴槽を利用者さんの自宅に持ち込むので、とっても腰が痛くなります。

勤務中、車移動になるので、車酔いする看護師には不向きです。

訪問入浴の仕事内容

・バイタルサイン測定

・浴槽組み立てのお手伝い

・入浴準備

・入浴介助

・患者さんの更衣のお手伝い

・創部の処置があれば、処置を行う

医務室

学校の医務室で待機をするお仕事です。

学校の医務室で働く看護師は保健師の資格を持ち、基本的に正社員で雇用されています。

正社員の保健師が有給をとってお休みになる平日に単発の派遣として求人が出ることが多いです。

ただ、平日で日勤の勤務であることからすぐに派遣の求人枠が埋まります。

医務室での派遣看護師の仕事内容としては「学生が転んで擦りむいた」「鼻血が出た」「気分が悪い」とかそういったときに対応をします。

保健所

新型コロナウイルスが流行ったときに派遣看護師の派遣先として、保健所の求人がとっても増えました。

新型コロナウイルスが流行する前も、派遣の求人数は少ないですがありました。

保健所の派遣の求人は長期派遣で出ることが多いです。

保健所では市民からの問い合わせの対応がほとんどです。

問い合わせについては保健所で派遣されるチームによって変わってきます。

保健所での派遣先については母子健康のチームや、小児ワクチンのチーム色んなところがあります。

保健所からの派遣依頼は業務が一時的に多いときに依頼がくるので、当たり前なのですが部署の希望は出せません。

保健所の仕事内容

・市民の問い合わせ対応

・書類の片付け、記録の作成

・記録の入力など

・保健師の業務のお手伝い

一般企業

一般企業で働く派遣看護師は社員の健康を維持するためのお仕事をお手伝いします。

社員の健康を維持、疾病の予防をする役割になるので、派遣看護師とはいえ、応募条件に「保健師資格を有するもの」と記載があることが多いです。

時々、派遣先の会社に産業医が在中しています。

その場合は正看護師の資格だけでも良いという企業もありますが、産業保健のお仕事は基本的に保健師の資格が必要です。

一般企業の仕事内容

・社員の健康診断

・ストレスチェック

・社員への保健指導

・保健記録などの作成

保育園

保育園に派遣看護師が行く場合は、産休代行のことが多いです。

単発派遣で1日だけ保育園に行くということは珍しく、だいたい2ヶ月以上の契約を結ぶ長期派遣で行くことになります。

保育園では子どもが大好きという理由で行かない方が良いです。

万が一、園児に何かあったら医療従事者は派遣看護師1人しかいないので、責任は重大です。

どうしても保育園に派遣看護師としていきたい場合には小児看護(小児救急、誤嚥、発熱、脱水)についての対応や知識はしっかりもってから行くことをお勧めします。

イベント

イベントに派遣される看護師は看護師自身もリフレッシュできるメリットもあります。

例えば、派遣されるイベント内容として修学旅行、自然学校などの付き添い、テーマパークの医務室などです。

修学旅行など、学生の思い出に残るイベントに同行できる良さもありますが、勤務時間は2日以上になるので拘束時間が長く、かえってストレスを感じる派遣看護師もいます。

普段からアウトドア派な派遣看護師に向いていると思います。

まとめ

派遣看護師の働き方や派遣先についてのお話でした。

最後にもう一度、まとめておきますね。

派遣看護師の働き方は3つ

登録型派遣:派遣会社に登録して、好きなときに働ける

紹介予定派遣:のちに派遣先に正社員として働く

常用派遣:派遣会社の正社員として働く

派遣看護師として一番自由に働く方法は登録型派遣です。

派遣看護師の派遣先については

病院やクリニック、施設、デイサービス、訪問入浴、医務室、一般企業、保育園、イベントなどがあります。

派遣看護師は自分のライフスタイルにあわせて働くことができます。

また、派遣先の種類も多いので自分が得意な分野を活かして働くことができます。

色んな派遣先に行くことで自分の向き不向きも分かるので、色々な派遣先での勤務を経験するのがお勧めです。

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